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JF1UBH Homebrew Amateur Radio Station

今どきモノ好きにも 自作無線機での運用と、旧い無線機のレストアを中心に アマチュア無線を楽しんでいます。

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●TS-511S

2015年 01月23日 12:13 (金)

TRIO TS-511シリーズは、能動素子が真空管から半導体に移行する過渡期の1971年頃に販売された、真空管+半導体のハイブリッド構成 HF SSB トランシーバです。

TRIO TS-500番シリーズの変遷 :
TS-500,510:真空管 ⇒ TS-511:真空管+半導体 ⇒ TS-520,530:FINAL,DRIVE以外半導体

511シリーズは、ハイブリッド構成でも 受信系の主な信号経路には 真空管を使用しているので、当時の同種製品中で混変調特性が、ずば抜けて優れていると言われていました。
シリーズ中で、テレビ用出力管 6LQ6 をFINALに2本使用したモデルが TS-511S です。

511S01_550.jpg


ここで紹介する TS-511S は、旧知である JG1TSG 下野氏 より安く譲っていただいた物です。 下野氏とは、お互いが小学生の頃より 知っていたという縁が あります。
自分が高校生の頃、中学生だった氏が シャックに何度か訪れ、アンテナを建てるのを手伝っていただいたこともありました。

その頃、自分は 開局して最初に手に入れたHF機 TS-511XN を使っていました。 公立高校に合格したら買ってもらう約束を親にさせて、親父のサラリーでは余裕も無いだろうに 無理をさせ買わせてしまいました。 大事に大事に使っていて、高校文化祭の公開運用に持って行ったことがありましたが、誰にも触らせないように自分ばかり使っていた( かなりセコイ )、そんな思い出のリグです。 ところが、しばらくして TS-520 が発売されると 心が グラグラと揺れました。 その頃、TRIO のフラッグシップは TS-900 でしたが 遥か雲の上の 存在でした。 TS-520 は、その TS-900 から受け継いだ部分が幾つかあったからです。 直ぐにアルバイトを始めて、使っていた TS-511 を手放して TS-520 に買い換えてしまいました。

若気の至りでしょうか、大分経ってから そのことを後悔していました。
そして、再び TS-511 を手元に置きたいと 探していたところだったのですが、如何せん 年月が経ち、状態の良い モノはオークションでは探せていませんでした。

何度か、 QRT , QRV を繰り返しましたが、数年前に 6m で 久しぶりに 氏とQSO出来ました。 その際、氏は 「TS-511S が あるけど要りますか?」 と。
TS-511 を探していた自分にとって、この話は ” 渡りに船 ” でした。 しかも 氏は、私が昔 TS-511を使っていたのを覚えていてくれて、この話をしてくれたのだと言うのです。
全く、ありがたい話です。

受け取りに行き約20年ぶりにアイボールして父上殿に挨拶した後、持ち帰りました。 
機器のコンディションは 極めて良い状態でした。 外観はキズも無く ” ピカ ピカ ” で、プラスティックパーツ類の欠けや ヒビ等は一切ありません。 ボリウムや スイッチ類の ガリも無く、修理やレストアの必要は全く有りませんでした。 一体どうやって保管したら、こんなに良い状態を保てるのだろうと思いました。 動作に関しても問題は見当たらず、念のため調整をしましたが調整ズレは微々たるものでした。

この TS-511S はノーマルの 511S とは多少、仕様が異なっている様です。
・ダイヤルやノブ類のプラスティックが黒い。 ノーマルの 511 は、ダークグレー。
・当時 社名は、まだ TRIO だったのに パネルの印刷は、” KENWOOD ” です。
性能や機能に 変更は無い様です。
これは海外向けに ブランド名 ” KENWOOD ” で輸出していたモデルを 日本国内向けに販売した限定モデルであると、氏から伺いました。 もちろん 100V仕様になっています。

ダイヤルは 減速機構になっており、他の511シリーズとは差別化が図られています。

511S02_350.jpg


リモートVFOも揃っています。

511S_VFO_450.jpg


この、TS-511S は大変 気に入っています。
希少なモデルを大切に保管していた、下野氏の無線に対する情熱に感心するとともに、 それにも関わらず譲ってくださった 氏の御厚意に大変感謝いたします。 その思いを受け継ぎ、メンテナンスを行い、良いコンディションを永く保って行こうと思います。

なお、この TS-511S を受け取る際に 部品取り用にと、もう一台 TS-511D も いただきました。 電源は無いので、そのまま部品取りか、次期自作機のベースにしようと思い、 しばらく放置したままでした。 しかし貧乏根性が ” ムクムク ” と 起き上がり、レストアして 何とか再生出来ないものかと思案し始めました。 それについては、別途 紹介したいと思います。
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●旧い仲間たち

2014年 12月27日 18:25 (土)

自分が所有している旧いHFリグです。
ここに写っているのは、全て FINAL が真空管です。
1970年代の、TRIO (現 KENWOOD) 製が 多いです。 自分は昔、TRIO党でした。
1973年に開局した頃、高校生にとっては 喉から手が出そうなほど欲しくても手が出なかった、そんな憧れの対象を 勤め始めてから、少しづつ集めてきました。

30年~40年前に、これだけ持っていたら凄かったんでしょうが、今さら ” ガラクタ ” にしか映りませんね。 しかし私にとっては、想い出の ”オモチャ” みたいなものです。Hi
TS-520 は 高校時代からの付き合いです。 皆、「旧い仲間たち」 の様な感覚です。

shack_old01a_550.jpg


右側のラック
shack_old02a_550.jpg
上から
 DRAKE 4C ライン
 TRIO T,R-599 ライン
 TRIO TS-511S


左側のラック
shack_old03a_550.jpg
上から
 TRIO TS-511D
 TRIO TS-801
 YAESU FT-101BS


デスク
shack_old03r2_550.jpg
               左側            右側
            TRIO TS-900D     TRIO TS-520X (100W改)


もう、メーカーは相手にしてくれないので、自分なりに修理や調整を行っています。
週に一度は通電してウォームアップさせます。 しかし大抵は一年位経つと、どこか調子が悪くなります。 真空管のソケット接触不良による ”ガサガサ”ノイズやVFOバリコンの接触不良による発振停止、またロータリースイッチやボリウム類の接触不良などで、結局のところ接触不良との戦いになります。 これは致し方ないと あきらめ、ラックから出しては ワイヤーブラシや接点復活剤を手に奮闘します。 この手のリグと付き合うために必要な条件か、儀式と思うことにしています。

599,900,520 は工事設計書を届け出てはいますが、ほとんど電波は出していません。
もっぱら受信しながら音を楽しんでいます。 受信音は現在のリグより、はるかに自然で自分は旧いアナログ機が好きです。 特に DRAKE の R-4C は、素晴らしい音がします。