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JF1UBH Homebrew Amateur Radio Station

今どきモノ好きにも 自作無線機での運用と、旧い無線機のレストアを中心に アマチュア無線を楽しんでいます。

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●最新のテクトロニクス

2018年 03月10日 22:55 (土)

会社の開発現場で使っているオシロスコープが古くなって来たため、新型を導入して欲しいと 技術者から要望が出たので、最新のオシロスコープを 3台購入しました。
そのうち 2 台がテクトロニクス製で、1 台が中国製です。

昭和のエンジニアにとってテクトロニクスは憧れのオシロスコープで、一目置かれていました。 しかも 1MHz あたり 1万円と言われていた時代もあり高嶺の花でした。 つまり帯域 100MHz のオシロは約 100万円と言われていました。 しかしディジタル化して競合が増えて低価格化して来たことにより、アナログ時代の技術的優位性や独創性が薄らいだ気がします。
(気がするだけかも知れないですが?)

テクトロが 2台揃って。 右側はスペアナ内蔵の上位機種。 
tek_20170428_400.jpg


スペアナ内蔵機種  一番右下が S/A 入力コネクタ。
tek_20170501_400.jpg


パネルは樹脂製の明るい色で、スイッチの色もカラフルになってしまい、TFTカラー液晶ディスプレイなので薄くなっており、昭和世代の私にとって、これはラジカセ? と思ってしまうのです...あの頃のラジカセでさえ、これほど明るくて色も付いていなかったとは記憶していますが。

真ん中の大きい二重ダイヤルはジョグダイヤルになっていて、水平軸の切換えでなく水平軸の時間ズームとパン調整になっている。 水平軸切換えは、その右下の小さなダイヤルのため時間を調整するとき、どうしてもジョグダイヤルに指が行ってしまうのは昭和のオジサンの性でしょうか?。 昔からの操作感は通用しません。
慣れの問題でしょうが、オジサンには違和感が大きいです。 Hi


少々前のテクトロ 3000シリーズ ディジタル フォスファ オシロスコープ(会社の設備)
パネルは樹脂製だが、まだ それほどカラフルではない。 これも TFTカラー液晶ディスプレイ。
tek_2017050201_350.jpg


これも 20年位前のテクトロ 300シリーズ ディジタル オシロ スコープ(会社の設備)
これもパネルは樹脂製だが、ほぼ色気なし。 これはラスタスキャンブラウン管
tek_2017050202_350.jpg


いまだ現役、自宅にあるウン十年前のテクトロ 465シリーズ アナログ オシロ スコープ
これ辺りが昭和年代の方には お馴染みですね。 時間軸は右側のセンターが赤いダイヤルをガチャガチャガチャと回します。 パネルも筐体も、しっかりと金属製です。
如何にも電気屋の道具といった貫禄があります。
940S_OSI_RY_01_400.jpg


アマチュア無線機もそうですが、昔は操作パネルも鉄やアルミダイキャストのガッチリしたモノでしたが、今は樹脂製で重みや貫禄が感じられません。 現代のモノは無線機や測定器に限らず、昔に比べ性能的には圧倒的に優れているのですが、見た目は華奢な感じのモノが多いですね。
デザインが洗練されて来たという言い方もありましょうが、コスト的な理由で安い材料を使い、手間をかけずに少ない工数で大量に作り上げることを極めていくと、濃い味が薄味になっていく、そんな感じの印象を受けます。

それが時代の流れなのでしょうか?
こんなことを言いだすと「ジジィ」ですね。
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●いただいたスペアナ 4.トラジェネ編

2015年 06月09日 12:35 (火)

いただいた スペアナの PLLアンロックが解決し、メモリーバックアップ電池を交換して、一通りまともに動作が 出来る状態になりました。 試しに、トラッキングジェネレータ と 組み合わせて手元にある クリスタルフィルタ の周波数特性を測ってみることにしました。

自作用に ストックしてある クリスタルフィルタ : 八雲通信製 9.000MHz BW2.4kHz
箱に入れて保存していたので、” ピカピカ ” ですが、か~なり古いです。
いい加減な記憶では、確か 20年以上前に購入しています。

XF_box01_270.jpg  XF_box02_270.jpg


測定用治具
クリップで手抜き! 百MHz以上でなければOK...多分?

XF_meas01_400.jpg

XF_meas05_400.jpg


測定画面
通過帯域内のリプルが目立ちますが、手抜きをして終端していないためと思われます。 フィルタは生きているようです。 私の持っている旧いリグでも、クリスタルフィルタが壊れたり機能しなくなった例はありませんので、周波数や構造的に安定しているのかも知れません。 発振させるクリスタル(水晶発振子)の方がトラブルが多い印象です。
特に21,28MHz 用の周波数が高い物は周波数ズレが多いようです。

XF_frespo_500.jpg


今まで自宅に トラジェネが無かったので、SSG で信号を入れて、スペアナやバルボル(死語?真空管電子電圧計の呼称 ) で測定値を読み、Excel に手入力して グラフを書かせていました。 これからは、これらの特性測定が 随分と楽になります。

自作 50MHz SSBトランシーバに 同一型式のクリスタルフィルタを実装してあり、過去に上記の方法で測定し、プロットしたのが下のグラフです。 キャリアポイントをパラメーター として、音声通過帯域を測定したものですが、上の測定画面と ほぼ相関がとれています。

フィルタ特性


スペアナとトラジェネの間に 方向性結合器を入れれば、アンテナのリターンロスが直視で観測出来ます。

DC_mini01_350.jpg


今回いただいたスペアナ,トラッキングジェネレータ,ユニバーサルカウンタ

2601TG01_550.jpg


下段が、今回いただいた SSG Panasonic VP-8122A
上段は、以前から使用している KENWOOD SSG

SG2set01_450.jpg


これらを使って、また次の SSB トランシーバを 作りたいと思ってきました。
使わないと持ち腐れですからね。 でも、いつになることやら...
 
部屋にジャンクを 運び込む度に家内から 「床が抜ける」 と嫌味を言われているので、こっそりと目を盗んで運び込むようになったのでした。 Hi

それにしても、 只で スペアナや その他 測定器を いただくとは " So Lucky ! " でした。
先輩と人脈に感謝感謝!

●いただいたスペアナ 3.電池編

2015年 06月01日 12:37 (月)

大分 間が空きましたが、いただいたスペアナの設定状態をメモリーするバックアップ電池の寿命と、液漏れの状態が 気になったので作業しました。 先ず探したところ、プラグインCPUボードにリチウム電池が金具で、ガッチリと固定されていました。

チェックすると、設定記憶機能に問題は無く、電圧も 3.02V ありました。 液漏れもありません。 しかし、電池に日付の印刷や刻印は無く、ロット番号しか印刷されていないので、何年経過しているか不明のため 交換しました。

タイプは、BR型 3.0V でした。 一般的に よく使われるのはCR型ですが、プラス電極の材料が異なることで、特性や用途が異なっているようです。

BR型の Bは、プラス電極材料に フッ化黒鉛を使用していることを表わし、高温での放電特性や長期信頼性に優れるため、主にメモリーバックアップに 使われるとのこと。

CR型の Cは、プラス電極材料に 二酸化マンガンを使用していることを表わし、大電流やパルスでの放電特性に優れるため、カメラ,電卓,ゲーム機,ラジオ,リモコンなどの一般的な日常電子機器に使われています。 自分は知らなかったので、調べると勉強になります。

Li_BAT_350.jpg


これで、しばらくは安心です。 (最低 6 ~ 10年は大丈夫...らしい)
ここまでで メンテ作業が終わり、一通りの動作が出来る様になりました。
トラッキング ジェネレータ と組み合わせても、快調に動作しました。

次は、手元にある クリスタルフィルタ の周波数特性を 測ってみることにしました。
続く

●いただいたスペアナ 2.PLLロック編

2015年 05月17日 18:01 (日)

せっかくの御厚意で、いただいた スペアナですが、周波数軸上 左右へ波形が流れ、レベルも大幅に変動するという状況でした。 なんとか復帰させて、使用可能な状態に持って行きたいと思い、意気込んで 気持ちが昂ぶりました。 (いい歳して...)

筐体を開ける前に、先ずは下調べです。 この時点で、ローカルの PLL がロックを外れ フリーラン状態になっているのだろうと、おおよその見当がついていました。
web でサービスマニュアルをダウンロードしブロック図を見ました。 トリプルコンバージョン構成となっていて、1st ローカルが YTO(YIG Tuned Oscillator)、2nd ローカルが Cavity Oscillator(空洞共振型発振器)、3rdローカルは基準発振器の分周でした。 したがって怪しいのは、3rd 以外の 1st か 2nd ローカルの どちらかに絞られます。

さらに web で 「MS2601 , PLL , ロック」 を検索したところ、同機種での同様な トラブル事例があったので割と あっさり解決することが出来ました。 YTO ではなく、2nd ローカルの PLL に入っている Cavity Oscillator の周波数ズレが原因で、PLLがアンロック状態になっていました。 マニュアルでは、 ” 2nd LOCAL PLL adjustment ” の項目に ” 2.6GHz Cavity OSC trimmer ” とあり、このトリマ調整だけで ピタッとロックしました。

ms2601_lock01_500.jpg


web で同機種の同様症状の記事が幾つか見つかりましたので、この機種のクセかと思います。 ループ内発振器が、経年変化や温度依存等のドリフトにより中心周波数のズレが大きくなって、PLL のキャプチャー・レンジを超えると、電圧制御でロック出来ずに フリーランしてしまうと考えられます。 この時は、寒かったということも 災いしているかも知れません。

このクラスの スペアナでは、オーブンを使用した OCXO が 採用されていないと思われ、試しに電源OFFで ACプラグを 一時間位 コンセントに差してからでも結果は一緒でした。 (オーブン搭載の場合、電源OFF時にも オーブンのヒーターに通電するため)

Keysight Technologies ( ex. HP, Agilent ) だったら、そんなことは無いのになぁ...と、ラックのHP に目をやりつつ、MS2601は価格帯が廉価モデルだから、限られたコストの中で設計者は苦労して開発したのだろうと考えれば、致し方無いのかと思えてきました。 でも アンロックでは使えないし、キャプチャーレンジの余裕度は重要なはず。 一応、プロ向けだから、アンロックが多いTS-940 とは土俵が違うのに...m(_ _)m

電源ON時からの初期変動を見たところ、SPAN が最も狭い 1kHz ( 100Hz/div ) では、ジリジリとドリフトしていきます。 しかし30分もすると、落ち着いて来ます。
こんなものかナ...と思いつつ、なんとか観測出来る状態になり ホッとしました。

次は、設定状態を記憶する メモリーバックアップ電池の状態が気になったので、確認することにしました。
続く

●いただいたスペアナ 1.ガッカリ編

2015年 05月07日 12:18 (木)

先日、私が昔 勤務していた会社のOB会があり、その際 ある先輩が独立して設計会社を興していましたが、現在 会社をたたみリタイヤして自宅と別荘を行き来しているという話を聞きました。 そして帰り際に 「測定器類の機材が あるから欲しいなら別荘に取りに来ない?」 という、お誘いを受けましたので、ホイホイと 遠慮もせずに、 早速 房総半島にある 別荘に伺ってみました。

別荘は 2棟あり、居住部屋と 作業部屋に分かれていました。 作業部屋に入ると、電子機器の信頼性試験を行う恒温槽や耐圧試験機の大型設備が入口に鎮座して居り、その横の机に直流安定化電源や オシロ ,SSG , 周波数カウンタ 等の 電子回路実験の基本測定器類が 並んでいました。 近づいて行くと、机の横にワゴンが 置いてあり それには、な、なーんと スペクトラムアナライザ と トラッキングジェネレータ の組合せが載っているでは ありませんか! アンリツの MS2601A と MH680 の組合せでした。

スペアナは何台あっても良いと思っているので、喜び勇んでしまい
 私  「えっ!これも良いんですか?」
 先輩 「良いよ!」
 先輩 「こっちも良いよ」 と指を 指したのは FFTや サーボアナライザ等でした。
しかし、クルマに 載せ切れないので、丁重に お断りしました。 結局、スペアナと トラジェネ,SSG,カウンタを いただいて来ました。 " 只 " です、ただし お礼に少しばかり 気持ちの分を受け取っていただきましたが、それにしても只同然です。

いただいた スペアナ MS-2601A : FREQ:10kHz~2GHz RBW:30Hz~

2601_02_350.jpg


ホクホクで自宅に到着してすぐシャックに運び込み、一息つく間もなく早速スペアナに電源投入。 しかし、「んん?」 波形が周波数軸上で左右に大きく揺動するため、スペクトラム波形が正常に表示されない状態でした。

ms2601_ab02_350.jpg

左右へ波形が流れ、繰り返しながら、それに連れてレベルも大幅に変動する。
さらに SPAN を狭帯域にすると波形にならない位に崩れてしまう。

ms2601_ab01_350.jpg


「ガビーン!」 (旧いっ) 只同然 とは言っても、せっかく 手に入れた お宝なので、気持ちが大分ブルーになってしまいました。
「ガッカリ...」
しかし御厚意で いただいたので、NC,NR です。

気を取り直して 「ヨッシャ!」 と、意気込んで 復帰作業に入りました。
続く