FC2ブログ

JF1UBH Homebrew Amateur Radio Station

今どきモノ好きにも 自作無線機での運用と、旧い無線機のレストアを中心に アマチュア無線を楽しんでいます。

08月 « 2018年09月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 10月

●部品と実装上の注意

2013年 07月29日 18:09 (月)

配線は短く
電子回路は いろいろな種類があり、また回路が使用される箇所が様々です。 直接、高周波信号を扱わない箇所、例えば 低周波,バランスドモジュレータ,IF,AGC,制御部、また 電源やバイアス回路等 DC~数MHz以下の信号を扱う箇所は、部品や配線長に それほど気を付けなくても大丈夫と思われ、リードタイプ部品で問題ありません。

しかし、50MHz を直接扱う回路では、部品リードを短く切ったり、配線長をなるべく短く配線することが大事です。 特にグランドに接続する部品のグランド側は、リード線が長いとリードインダクタンスの影響で理想的に動作しませんし、発振等のトラブルが起きます。 本機では2SK125が400MHz付近で発振していたことがありました。 ゲートとグランド間のパターンが長かったと見られ、ショートパスして発振は止まりました。

RF回路の入出力
アンプやアッテネータの場合、入力側と出力側の部品や配線は近づかないよう一直線上に配置し、リードは短く配線して 入力と出力のストレーキャパシタ(浮遊容量)による容量結合を避けます。 そうしないと アンプの場合は、入力に出力側の信号が戻って、
動作不安定になったり条件が満たされれば発振します。 アッテネータの場合は、信号が入力から出力間を通り抜けてしまい、アッテネータになりません。 

リレーコイル
各部で使用している切り替え用リレーの駆動はコイルなので、OFF時に自己誘導作用でコイル両端に高い逆起電力が発生します。 これを吸収する逆起電力吸収ダイオードが無いと、半導体で駆動している場合では、半導体素子が破壊される恐れがあります。
さらに、比較的高い電圧が瞬間的に発生するため、逆起電力がノイズとなり 受信時に切り替えたとき「ボツッ」と音が出るためフィーリングが悪くなります。

アッテネータ,プリアンプ切り替え等フロントエンド初段の低レベル回路では、特に影響を受けやすくなります。 ダイオードを入れる場所はリレーコイルの直近でないと効果がありません。

パスコン
バイパスコンデンサ類は、なるべくチップタイプのセラミックコンデンサを使用して、最短距離でグランドに落とすことで 十分なバイパス効果が得られ、上記同様に発振等無用なトラブルが減ります。 

電解コンデンサ
アルミ電解コンデンサは温度が上昇すると寿命が短くなるため、発熱部品からは離して実装します。 例えば、ファイナルユニットの電解コンデンサはヒートシンクから遠ざけて実装したり、2SK125 は発熱しますので使用している基板では、これも遠ざけて実装します。

熱が電解コンデンサに伝導すると電解液の温度上昇により、封止ゴムの隙間から電解液が蒸発して逃げるスピードが速くなるため、寿命が短くなります。  電解液が 完全に蒸発することをドライアップと言い、容量抜けの原因です。 

古いリグを押し入れに長期間放っておいたら、電解コンデンサの容量が抜けたと OMの お話を聞くことがあります。  夏場の押し入れは、電解コンデンサの寿命を 縮める大敵だと私は思っています。 なるべく寿命を延ばすためには “ 冷たく ” 扱います。
物質の化学反応速度は温度依存性があり、それが部品の経年劣化の主な原因である場合は アレニウスの法則に依り、温度が10℃下がれば寿命は2倍になります。
スポンサーサイト