FC2ブログ

JF1UBH Homebrew Amateur Radio Station

今どきモノ好きにも 自作無線機での運用と、旧い無線機のレストアを中心に アマチュア無線を楽しんでいます。

08月 « 2018年09月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 10月

●マイクアンプ接触不良

2014年 08月03日 16:25 (日)

ここのところ土日をまたいだ出張や休日会議だったり家の用事やらで、中々無線機の前に座ることが出来ず、このEスポの時期に少々イライラ感がありました。
久々に時間が出来たので、自作無線機の調子はどうかな?と思いつつ、ダミーに切り換え送信音をモニターすると、音声のバックに ハム音が 「ブゥ~ン」 と ハッキリ聞き取れるレベルで居座っているのです。 やっと、と思ったのもつかの間でした。 しかし 以前も同様なトラブルがあったので、大体の見当はつきました。

マイク周りの接触トラブルと思われ、送信しながら 一つ一つ コネクターやプラグ・ジャックを 抜き差ししていきました。 原因は マイクアンプ ” ART Tube MP Studio V3 ” のマイク入力ジャックとプラグ間で接触不良が起きていました。 送信しながらプラグ軸を回すと「ガサッ」と音がしてからハム音は「シーン」となりました。 マイクとプラグの接続はシングルエンド接続ですが音声は聞こえていたので、音声信号HOT側ではなく COLD側シールドが オープン状態になり 誘導を受けていたようです。 それで送信音は正常に戻り、無線機には異常はありませんでした。

マイク接触不良_400

以前も Studio V3 は、接触不良を 起こしたことがありました。 QSO中に相手局から 指摘していただき、送信音をモニターしながら 先程と同様に プラグ・ジャック類の抜き差しや可変抵抗器の回転、またスイッチの切り替えを行ったところ、"VOICING" という音質切り換えスイッチを切り替えたとたんに正常に戻り、ロータリースイッチの接触不良と分かりました。

電子機器の接続部の接触不良は、時間経過と共に 接触金属表面の酸化や硫化に伴い 皮膜が生成される避けられない現象と言えます。 接触部の金属材料に、酸化しにくい金メッキを施した部品もあるので、それを使えば それなりの効果は出ますが コストアップになります。 自作アマチュア無線家には問題ないと思いますが、機器製造メーカーにとっては原価が上がるので問題です。 
 
とくに電気信号の微小な回路では、接触不良を起こしやすいと言われています。
ある電流レベル以上になると、電流が流れることで皮膜を破り貫通して電流が流れるのですが、微小電流では その効果が得られなく、皮膜が成長するからです。
信号切り換え用のリレーの中でも 微小信号専用のリレーがありますが、これは 切り換えの度に接点が擦れ合い、接点表面の皮膜を取り除くセルフクリーニングを行う構造になっていて、この問題を解決しています。

という訳で微小信号レベルのマイク~マイクアンプ間やマイク~イコライザー間のプラグ・ジャックや、これら機器の切り換えスイッチでは、接触不良の可能性や頻度が高いと考えておいた方が良いと思います。

さらに海外製のこれら機器では、コストダウンのため使用部品の接点品質や耐久性が、日本製の部品に及ばないケースは多々あります。 これは私見なので、全てが そうでは無いことを加えておきますが、そういう事実を何度か見て来ています。
しかし コストダウンのおかげで、昔は高価で アマチュアでは 手に入れられなかった機器が 手に入り易くなったりと 恩恵を受けているのも事実なので、ここら辺を心得て 対処(我慢?)した方が良さそうです。

プラグを金メッキ仕様に換えることも考えましたが、ジャック側も換えなければ効果は 半減するであろうし、しかしジャック側交換の工数(労力,時間)を考えると結局は両方とも交換せず、今回も お決まりの接点復活剤でクリーニングして お茶を濁しました。
効果持続は短時間です。 したがって、こまめなチェックや クリーニングを 日頃から心がけるよう、ズボラな自分に言い聞かせました。
スポンサーサイト